第27回世界食料デー沖縄大会は19日、島尻郡久米島町で集会を行い、4日からの全日程を終えた。16日の宮古島市、17日の石垣市での集会に続いて、日本国際飢餓対策機構の親善大使で歌手のManamiさんが音楽ゲストとして出演し、同機構・啓発総主事の田村治郎氏が発展途上国の子どもたちの現状を伝え、飢餓撲滅のための具体的な取り組みを呼びかけた。
この大会は、世界の食料問題を考える10月16日の「世界食料デー」に合わせて毎年この時期に開かれている。今年のテーマは「ハンガーゼロ(飢餓撲滅)を目指して―世界を変える希望(子ども)のために」。宮古島市の集会では、初の試みとして子どもたちが参加する親子大会が開かれ、多くの親子連れが参加した。
4日の名護市、5日の沖縄市、6日の浦添市の各集会では、音楽ゲストに日本国際飢餓対策機構の親善大使でNHK韓国ドラマ「イ・サン」などの曲を手がけるフルート奏者のソン・ソルナムさんが出演し、会場を盛り上げた。