【CJC=東京】登録すれば銃携帯を認められるフィリピン。社会不安が進む中で、カトリック教会の司教2人が司祭は銃を持つな、と警告している。
マニラ南方リパのラモン・アルゲレス大司教は「わたしたち司祭は危険を恐れない。一般大衆、特に貧困者が危険にさらされるなら、わたしたちがより安全ではありえない」と言う。
マニラ北郊マロロスのホセ・オリヴェロス司教も「司祭は平和の人と見られているのであって、戦争の人ではない。主は言われた。剣によって生きる人は剣によって死ぬと。わたしたちは暴力に暴力をもって立ち向かうべきではない」と述べている。