今年の5月半ばから6月半ばまで日本に寄港していた世界最古の現役客船「ドゥロス号」の入場者数が、博多、金沢、新潟の3港の寄港で合計約10万人に達していたことがわかった。日本寄港は今回が7年ぶり4回目。各港で約10日間船内を公開し、50万冊に及ぶ世界最大の船上書店での書籍販売や、船内ツアー、世界を跨ぐ乗組員との交わりを楽しむインターナショナル・カフェ、船外でのイベントなどを行った。
ドゥロス号は、世界50ヶ国以上から集まった約350人のボランティアが乗組員を務め、国際文化交流や書籍販売を通して平和と愛を伝えようと世界各地を巡っている。先月19日まで新潟に寄港。その後、韓国・浦項(ポハン)に寄り、現在は釜山に停泊している。
同船がこれまでに寄港した国、港は、1977年に活動を始めて以来100ヶ国以上、500港以上にのぼる。来場者数は延べ1800万人以上になる。