神様の召しに応じて結成されたクリスチャンバンド「ザ・コーリング(The Calling)」が今年2月、日本で2回目のコンサートを開催する。バンドリーダー葉衡山氏は牧師家庭で育てられており、父親の葉栄光氏は祈りの中で日本宣教のビジョンが与えられ、20年間毎年日本での宣教活動を行ってきた。「ザ・コーリング」のバンド活動を始める前は、キリシタン大名の高山右近の劇を日本語で演じ、日本各地の教会を巡回してきた。昨年からの日本でのコンサートでは、賛美音楽に加え、葉栄光氏による聖書のメッセージも伝えられている。2013年に行うコンサートの概要について、葉衡山氏、および栄光氏に聞いた。
○コンサートの目的は?―
葉衡山氏:神様の栄光を、音楽と歌を通して伝えていくことです。神の栄光を宣言していきたい。共に歌うことを通して、より神の栄光を知っていただくことができたらと願っています。
○コンサートではどのようなメッセージが伝えられるのでしょうか?―
葉栄光氏:メッセージは賛美と牧師によるメッセージの2つを通して伝えられる予定です。賛美の中の音楽と詩によって、神様のメッセージを受け取り、さらに牧師によるメッセージでは第一ヨハネの手紙5章18節~21節が引用され、「恐れから離れる愛」についてお伝えさせていただく予定です。神様がまず私たちを愛してくださいました。このことを賛美とメッセージを通して伝えていきたいと思っています。
○ どのような人にコンサートに来ていただきたいと思われますか?
葉衡山氏:神様は御自身の業をなされるとき、私達になぜそのようにするか予め伝えることがあります。どのように神様が人々の心に働かれるかはわかりません。ですから、どんな方にでも来ていただきたいです。神様はキリストを信じていない人をも主に導かれるお方です。誰でも気軽に来てほしいです。
葉栄光氏:神様の恵みを受けたいと思っておられるすべての方々に来ていただきたいと思います。もっと日々の生活に心の平安を得たい人、神様の愛をもっと知りたい人、一緒に賛美しましょう。
○牧師家庭の親子ならではということもありますが、クリスチャンアーティストの賛美と牧師先生のメッセージがひとつになって伝わっていくというのがすばらしいですね。
葉衡山氏:私達の伝道アプローチはとりわけ特別なものではないと思います。賛美は、音楽を通して私達が感謝を捧げ、祈りを捧げるために行われるものです。日本のミュージシャンはすばらしい技術を持っていらっしゃいます。このような日本のミュージシャンによる賛美と聖書のメッセージとを合わせて伝えることで、より大きな可能性があるのではないかと思います。
○日本宣教のポテンシャルについて、どのように思われますか?
葉栄光氏:神様が日本でなされる働きを畏れています。神様の働きがなされるために、教会において、多くのなすべきことがあると思います。救われたキリスト者の中には「主にある自由」があります。聖霊様によって、私たちが主にある者の中にあって、自由にされました。その自由意思をもって、イエス様を愛していくことができればと思います。それぞれの教会で、同じイエスを信じる人たちの中で、教派の隔たりによる「覆い」を取るなら、そこに主にある自由があることを見ることになるのではないでしょうか。日本の方々はすばらしい技術力をもっており、牧師先生はすばらしい説教ができます。「覆い」を取ることで、さらに宣教の力を顕していくことができるのではないでしょうか。
日本の方々は、礼儀正しく動作振る舞いが丁寧です。しかし、丁寧過ぎるがゆえに、福音を伝えるときに難しさもあるのではないかと思います。あまりに人間関係が丁寧になりすぎると、心のドアをお互いに閉ざしてしまうことにもつながりかねません。お互い相手に対して丁寧に礼儀正しく振舞おうとするがゆえに、「他人を煩わせたくない、ならば静かにしているのが良い」と思ってしまわないでしょうか。そのようになってしまいますと、福音を伝える活動をしていくときには、弊害となってしまうこともあるのではないかと思います。
一方で、イエスを信じる人、説教者の中には「力強さ」があります。その信仰をもって日本の人々を励ましたいと思います。それがすなわち主を賛美することにもつながるのですから。
○日本への神様の御業についての期待を語ってください。
葉栄光氏:主がすでに神様のために用いられる人々を日本で選んでおられるという期待があります。天地やその他すべてが創造される前から、神様はすでに日本で人々を定められておられます(エペソ1・4~5)。アブラハムもそうでした。主がすでに祝福されておられたからこそ、アブラハムは強い国を築く先祖になりました。
そのように、主は日本で人々をあらかじめ選ばれておられると思います。日本人こそが、強い信仰者となり、力強い神様の王国を築いていくのではないでしょうか。そのような強い神の霊性が溢れる国になってほしいと思います。もし日本人が多いなる恵みを主から受け取るのであれば、主の御言葉を豊富に受け取り、主の知識に満たされるなら、本当の神の奥義を知る人々となり、主の大きな力を人々に伝えられる人々となっていくことができると期待しています。
※The Calling(ザ・コーリング)コンサートツアー日程
2013年2月7日 東京渋谷区Shibuya O-EAST 18時会場19時開演
2日 18時30分会場 19時開演
場所:HCCライブチャーチ寸座 静岡県浜松市北区細江町気賀11417-1
5日 18時30分会場 19時開演
場所:愛知芸術文化センター小ホール 名古屋市東区東桜一丁目13番12号
コンサートは入場無料(Shibuya O-Eastはドリンク代のみ)で行われる。
※主催 淀橋教会、新宿シャローム教会、久遠キリスト教会、
台湾ワーシップ&プレイズチャーチ
協力 みどり野キリスト教会
※推薦人 淀橋教会主管牧師 峯野龍弘、聖路加国際病院名誉院長 日野原重明
※詳細はfacebook ページへ
クリスチャントゥデイからのお願い
皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。
人気記事ランキング
-
鈴木結生著『ゲーテはすべてを言った』 牧師の息子が書いた芥川賞受賞作
-
カトリック作家の曽野綾子さん死去、93歳
-
バイセクシャルの黒人女優シンシア・エリボがイエス役に 配役巡り批判の声も
-
ワールドミッションレポート(3月9日):タンザニア ザンジバル島のために祈ろう
-
花嫁(21)希望よ 星野ひかり
-
主は生きておられる(235)昭和は遠くなっていく 平林けい子
-
日本人に寄り添う福音宣教の扉(217)弱さの極限(エンディング)に寄り添う 広田信也
-
ワールドミッションレポート(3月10日):カメルーンのコレ族のために祈ろう
-
全盲の福音歌手・ピアニスト、北田康広さんの自伝書『音の光』が新装改訂
-
父と母を敬え 穂森幸一
-
日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請
-
カトリック作家の曽野綾子さん死去、93歳
-
教会で斬首されたキリスト教徒70人の遺体見つかる コンゴ東部北キブ州
-
バイセクシャルの黒人女優シンシア・エリボがイエス役に 配役巡り批判の声も
-
熱心な仏教徒の青年が救われた実話がベースに 伝道用トラクトを無償提供
-
「苦しみ」と「苦しみ」の解決(2)見える困難に「苦しみ」を覚えるメカニズム 三谷和司
-
リック・ウォレン牧師、十字架にまつわるSNS上の政治的投稿を削除し謝罪
-
鈴木結生著『ゲーテはすべてを言った』 牧師の息子が書いた芥川賞受賞作
-
レント初日の「灰の水曜日」 ドライブスルーで灰を授ける教会も
-
良い心配と悪い心配 菅野直基
-
日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請
-
カトリック作家の曽野綾子さん死去、93歳
-
教会で斬首されたキリスト教徒70人の遺体見つかる コンゴ東部北キブ州
-
バイセクシャルの黒人女優シンシア・エリボがイエス役に 配役巡り批判の声も
-
熱心な仏教徒の青年が救われた実話がベースに 伝道用トラクトを無償提供
-
鈴木結生著『ゲーテはすべてを言った』 牧師の息子が書いた芥川賞受賞作
-
リック・ウォレン牧師、十字架にまつわるSNS上の政治的投稿を削除し謝罪
-
「苦しみ」と「苦しみ」の解決(2)見える困難に「苦しみ」を覚えるメカニズム 三谷和司
-
良い心配と悪い心配 菅野直基
-
レント初日の「灰の水曜日」 ドライブスルーで灰を授ける教会も