16日の新潟県中越沖地震で、最も被害が大きかった同県柏崎市にある日本ホーリネス教団・柏崎聖光キリスト教会(片桐宣嗣牧師、柏崎市栄町4丁目)の1階部分が潰れ、2階部分が斜めに落ち込み半壊する大きな被害があったことが17日、わかった。地震発生時、片桐師夫妻は同教団の聖会に出席して現場におらず、教会は無人でけが人などはなかった。
災害対策本部が設置されている柏崎市役所では、税務課が罹災証明(災害で被害を受けた家屋の保険や税金に関する証明)のために、家屋倒壊の調査を17日午後から始めた。近隣の市からの応援もあり、総勢52人が63000世帯の確認作業に当たっている。
対策本部関係者は、「300棟以上の家屋が全壊という発表があったが、詳しい調査を始めるともっと増えると思います」と語った。