世界福音同盟(以下WEA)は、レバノン国軍とイスラム過激派の間で続く戦闘により、「危険な時」に直面しているレバノンのキリスト教徒のために祈るよう求めている。米クリスチャンポストが15日、伝えた。
WEAの信教の自由委員会は、スンニー派、シーア派の間で対立が起こる場合、キリスト教徒、ユダヤ教徒が常に大きな損害を受けると指摘している。
レバノン国軍は12日早朝から、イスラム武装勢力「ファタハ・イスラム」が立てこもる同国北部の難民キャンプに対して攻撃を開始。地元メディアの情報によれば、すでに武装勢力が拠点としていた複数の建物を確保した状態にある。ロイター通信よれば、先月20日から始まった戦闘では、少なくとも218人の犠牲者が出ている。
同委員会はレバノンのキリスト教徒のために特に以下の祈りを求めている。
・ 神が、福音を聞けるように人々の耳と心を開き、彼らを神ご自身に近づけさせ、多くの人々を暗闇から救いだすために、この紛争をも用いてくださるように。
・ 聖霊によって、レバノンのキリスト教の宗教的、政治的、社会的指導者らが霊的知恵と理解、勇気を与えられ、それにより指導者らが連合し、神の意志に従って、神の栄光のために人々を導くことができるように。
・ 我らの愛する救い主であられるイエス・キリストの平安を、レバノンのキリスト教徒ら自らがその信仰と経験によって知り、平和と愛、喜びとリバイバルが教会にもたらされるように。
・神が、ご自身の子どもらを守り、日用の糧を満たし、ご自身の教会を守られますように。