漫画家さとうまさこ氏(清瀬全福音教会執事)による、聖書やキリスト教、信仰を題材とした漫画が出版されている。
2010年6月に初版が発行された『マンガ 天路歴程~十字架編~』は、17世紀英国の文学者ジョン・バニヤンの名作『天路歴程』を元にした作品で、「滅びの都」を脱出し「天の都」を目指す主人公「クリスチャン」が、迷いながらも「十字架」に辿り着いて救いを得るまでの過程を分かりやすく描いている。
今年10月に発行されたばかりの新作『新約聖書 イエス最後の7日間』は、イエス・キリストのエルサレム入城からユダの裏切り、最後の晩餐、そして十字架刑までをシンプルかつ克明に描写している。特に捕縛から十字架にかけられるまでの様子は全ページの半分以上を使って描かれており、読む人にイエス・キリストの十字架の出来事の重みを伝える。
いずれも「漫画」という媒体の特性を活かした分かりやすい作品に仕上がっており、クリスチャンのみならず、大人から子どもまでキリスト教を知らない人にとってもキリスト教の世界観を知る一助となるだろう。
作者のさとうまさこ氏は21歳の時、キリストに出会い救われて受洗。漫画アシスタントと介護ヘルパーをそれぞれ3年務め、結婚。2010年に信仰の漫画を描くビジョンを与えられ『マンガ 天路歴程~十字架編~』を自費出版した。現在は清瀬全福音教会の執事を務め、チャーチスクールの教師、教会賛美チームのメンバーでもあり、教会外での賛美奉仕でも活動している。
『マンガ 天路歴程~十字架編~』は525円、『新約聖書 イエス最後の7日間』は1260円(いずれも税込)で全国のキリスト教書店で発売中。問い合わせと注文は清瀬全福音教会(TEL:042・495・8041、FAX:042・495・8042、Eメール:[email protected])へ。