オーストラリアで最大級の規模となるヒルソング・カンファレンスが2〜6日、シドニーのエイサーアリーナで行われた。今年で21回目を迎え、68カ国、19教派から2万6千人が参加。各国から教会指導者や各団体の代表者、ゴスペル音楽家らが多数訪れた。
大会でヒルソング教会のブライアン・ヒューストン牧師は、「この大会は、始まったときからずっと、各地の教会を助けることを目的としてきました」と説明した。20年以上にわたる同大会の歴史を振り返り、「我々は、この大会を開催できることを心から栄光に思っています。これら全てが、20年前にキャッスル・ヒルの小さなホールに150人だけが集まって始まったとは信じ難いです」と喜びを語った。
開会式では、ワトト・チャイルド・ケア・ミニストリーズ(Watoto Child Care Ministries)の創設者であるゲアリー・スキナー師がメッセージを伝え、「キリストの愛を子どもの心に届け、彼らに品位と価値を与えることができる世界に政府などはない。それは我々(クリスチャン)だけができる。だから、我々は神の声を聞き、愛と実際の行動をもってそれに応えるべきであり、今するべきだ」と、キリストの愛を人々に届けることはクリスチャンの責任であることを強調した。
参加者の7割以上がオーストラリア国内からだったが、米国、南アフリカ、シンガポール、中国のマカオやカザフスタンからも参加があった。また、スティーヴン・カーティス・チャップマンやクリス・トムリンらCCMを代表するような著名人も駆けつけた。