【CJC=東京】ケニア東部のガリッサで7月1日、武装集団が教会2カ所を襲撃、17人が死亡、負傷者も60人以上出た。
襲撃されたのはカトリック教会と「アフリカ内陸教会」。覆面姿の男数人が両教会の入り口に立つ武装警察官2人を射殺し、自動小銃を奪って教会内で乱射、手投げ弾も投げるなどの攻撃を加えた。教会内部には遺体が散乱し床は血だらけだったという。
ソマリアとの国境から約140キロに位置するガリッサは、ソマリア系のイスラム教徒が住民の多数を占める。
ケニア政府は昨年10月、イスラム武装勢力「シャバブ」を掃討するためソマリアに軍を派遣、シャバブは報復を宣言していた。
ケニアでは首都ナイロビでも爆発が相次ぎ、シャバブは高層ビルの爆破も予告している。