米田武義
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(20)神様を第一にする 米田武義
今年になってから、何度落ち込んだことであろう。奈落の底に落ち込んだような深い失望と、悲しみの混ざった救いようのない気持ちに何度襲われたことであろう。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(19)まず、義の神、愛の神を覚える 米田武義
深刻な問題、特に病気や死が自分に関わってくると、この問題が頭の中を占領し、この問題を中心とした考え方になりがちである。無意識に考え行動していると、人間としては当然の成り行きだと思う。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(18)できるだけのことをした後、神様にお任せする 米田武義
今私は、計画を立てて何かをするというのがなかなかできない。病院に行く日が不定期であり、化学療法を施すと不定期に不愉快な症状が現れるからである。しかし私はなるべく規則正しい日常生活を送ろうと思う。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(17)人との交わりの大切さ 米田武義
この世にあっては、人は実際に金を儲け、社会の一員としていずれかの国の一地域に住居を構え、毎日食べ生きていかねばならない。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(16)何のために働くのか 米田武義
今回病人となるまで、自分の仕事についてあまりよく考えたことがなかったと気付く。成り行きで選んだところもあるし、自分がその時点で一生懸命考えたところもあるが、しかし自分の志す職業であったことに相違ない。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(15)背後に働く神の力 米田武義
今回病気を宣言されてからこのかた、全ての人々の背後に神の力が働いていることを認めざるを得ない。初めには予想もしなかった大阪市立大学病院で化学治療を受けている。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(14)真剣に、執拗に願う祈り 米田武義
今日は、夕食のお祈りの時に私が祈っていると、康子がもっと強く強く神様にお頼りした方がよいと言った。私の病のことに関してである。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(13)正しすぎてはならない 米田武義
正しすぎてはいけませんと戒められている。私たちは時として、富に頼りすぎてこれだけあれば将来安心して暮らせるなど、自分自身で計算してサッパリとした気持ちになっている時がある。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(12)キリストの死は、最も苦しい痛みを伴う死だった 米田武義
初めのうちはあまり見舞いに来てくれなかったが、康子も最近になってほぼ毎日来てくれるようになった。元々病気を極端に怖がるところがあるので、この1カ月あまり相当なプレッシャーが掛かってきたであろう。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(11)笑いには免疫力向上効果がある 米田武義
腸の手術などをすると、しばらく笑うのが怖い。胆に響くのである。笑うということがこれほど筋肉全体を揺り動かすとは!! 聖書では、笑いは応々にして否定的な目で語られているが、喜びの極致として捉えられている箇所もある。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(10)お見舞いが助けになる時、ならない時 米田武義
本当に苦しい時、自分の力ではいかにも難しい時、私はもう子どものように、子どもが親に助けを求めるように、神様に助けを求める。精神的な苦痛、肉体的な苦痛を神様に訴え、助けて下さい、何とかして下さいと、ただ執拗に泣き叫び続ける。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(9)義人の祈りは働くと、大きな力がある 米田武義
深く瞑想していると、義人と思われる人にもいろいろなタイプがあるなあと思う。社会的には非常に頼りないような存在ではあるが、神を畏れ、同時に敬うことは並はずれて強く、また逆に言うならば、そういった性格が神への強い畏敬の念となったのだともいえる。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(8)神は全てのことを働かせて益として下さる 米田武義
私たち人間は、この世にいる限り罪を犯すことから逃げられない。いかに注意深くあっても、いかに信心深い人であっても、皆同じである。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(7)一番したいことは 米田武義
私は学校を出てから就職したが、技術職だったので、大学院でそれらの技術を身につけたと見なされ、初めから人を数人使う立場に配置された。その部門(地震探査)では、私が先駆者であった。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(6)悔い改めさせ、地の塩とされる神 米田武義
私は墓守りを弟に譲ってから、一度も弟の主催する法事に出席していない。私は私でキリスト教墓地に父母の分骨をしたので、神様はその方を喜ばれると思ったからである。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(5)生命の寿命を自然なものと考える 米田武義
病床にある人と見舞いに来てくれる人の間には、時として気持ちの上で大いに隔たりがあるということが分かった。特に非常に苦しんでいる時など、はっきり言って一人にしてほしい。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(4)神との交わりの時 米田武義
神との交わりの時を1日1回は持つ。他の仕事が忙しい時は、その仕事を止めてでも交わり優先。聖霊は、私が意識していようがいまいが存在する。幼い時は、父母、次いで自分が中心であったが、涙をもって決心した時、聖霊が自分の中心になった。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(3)神が与え、神が取られる 米田武義
昨日、大田医院で細胞片のチェック結果が出た。やはり大腸がんである。結腸でかなり進行しており、すでに肝臓や血液の中に大量に広がっている。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(2)祈られることの力強さ 米田武義
昨日、かかりつけの大田クリニック院長より、大腸がんであることを告げられた。ショックというより残念というような気がした。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(1)天国の希望を信じて 米田武義
訳もなく、涙が出てくる時がある。今まで平和な気持ちで眺めたこのベランダからの景色も、もう同じ気持ちでは見ることができない。
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