榮義之
1941年、鹿児島県種子島生まれ。生駒聖書学院名誉院長、同名誉神学博士。日本ペンテコステ教団代表、エリムキリスト教会主任牧師、エリム宣教会代表、朝日放送ABCラジオ牧師などを歴任。著書に『輝き・可能性への変身』『天の虫けら』『30秒の祈りが世界を変える!』など。
1941年、鹿児島県種子島生まれ。生駒聖書学院名誉院長、同名誉神学博士。日本ペンテコステ教団代表、エリムキリスト教会主任牧師、エリム宣教会代表、朝日放送ABCラジオ牧師などを歴任。著書に『輝き・可能性への変身』『天の虫けら』『30秒の祈りが世界を変える!』など。
今日からあなたも「アーメン」と言って信じることによって、前回までに話してきたイエス・キリストの十字架による救いを持つことができます。素晴らしい救いの祝福の人生をスタートなさいませんか。
イエス・キリストの十字架はすべての呪いから解放してくれます。人生にはさまざまな呪いがあります。しかし、どのような呪われた人生からも救い出し、解放され祝福に満ちた人生に変えてくれます。
歌を歌わないで生きてきましたが、教会ではいつも賛美歌を歌います。最初の頃は黙って口だけ動かし、歌詞だけを口ずさんでいました。有名な賛美歌「いつくしみ深き 友なるイエスは・・・」を聞いたとき、イエス様が共にいる恵みを知りました。
話が終わると、牧師は賛美歌を選び「この歌を賛美している間に、信じる人は手を上げてください」と招きました。心に戦いがありました。きれいな心になりたい、屋久島の雪よりもと思いつつ、自分の人生は自分で生きなければ意味がないという葛藤がありました。
キリスト教会に出入りしていたのですが、十字架の意味を知りませんでした。神が愛であり、人間には罪があることを理解しました。どうしたらその罪を取り除き、清い人生を生きていけるのかと思いました。
あなたは罪人ですよと言われて、教会に行くのをしばらくやめ、惨めさの中にもがいていました。牧師の話を聞き、人間は皆、罪人であることを知りました。最初の人間アダムが神に背いて以来、全人類は罪の中に生まれ、死ぬ存在となってしまいました。
11月24日に対馬で伝道している日本人の牧師が種子島の教会に来ました。礼拝に出席し、初めて日本語のお話を聞きました。まず、聖書の神は愛であることが語られました。
教会に行けばいつも歓迎してもらえました。高校生の男子が1人だったこともあって、大事にされました。しばらく通っていたある礼拝の後で、宣教師が1枚の紙に漢字を書いて、この字が読めますかと尋ねました。
星原中学の生徒は通常、中種子高校に進学しますが、私は西之表市の種子島高校に行くことになりました。自炊下宿をしながらの高校生活で、毎日楽しく勉強していました。放課後にアメリカ人の宣教師が学校に来て、英会話のクラスを開いてくれました。
私たちの鴻峰(こうのみね)小学校は、中学になると古田中学校に通学します。ところが私に入学案内が来ません。不思議に思い父に聞いてみると、「お前は古田には行かせない。星原中学へ行け」とのこと。
私は種子島で生まれ育ちました。島なのに海は見えず、台風が来ると太平洋のほえるような海鳴りが聞こえる山の貧しい生活でした。山桜の花が散る校門を、きれいな着物を着た母に連れられて、誇らしげに小学校に入学したことを今でも思い出します。