タイトルは「Little Angels」で、未就学児の双子アレックスとゾーイが笑いや遊びを通して様々なことを学んでいくという内容。彼らには、人生と神の愛について教える8人の守護天使が付いている。
エグゼクティブプロデューサーを務めたダウニーは、「天使」についてはちょっとした知識がある。彼女は1994年から2003年までの9年間放送された米CBSのヒットドラマ「Touched by an Angel」で主役を務めた。同ドラマは、地球上にいる神の使者であるダウニーが演じた天使についてのストーリー。現在、10代の3人の子どもたちの母親である彼女は、「自分よりも若い家族と信仰を分かち合いたいの」と語った。
また、彼女は、「Little Angels」について、「私が信仰するキリスト教は、人生の中核と言えるものよ。私はキリスト教を通して神の愛を分かち合うことを体験したわ。小さな子どもたちにキリスト教のメッセージを伝えることができたら素晴らしいと思わない?『Little Angels』を通して、社会のことや神の愛という重要な教えを子どもたちに気付かせたいの」と述べた。
「Little Angels」は、子どもたちの好きな教育アニメのキャラクターを参考に、聖書のテーマを追加して作ったとダウニーは解説した。シリーズのディレクターは、福音のラジオシリーズで人気を集めた「Adventures in Odyssey」の共同制作者フィル・ローラー氏。製作者たちは、ひょうきんでおどけた陽気な音楽や滑稽な動きを子どもたちが楽しんでくれればと期待している。
「『Little Angels』の良さは、2、3種類の異なるレベルで教えることなの。実践的な生活方法と伝統的な価値観の両方を融合させているのよ。子どもたちは楽しんでくれると思うわ」と彼女は語った。
今回「Little Angels」の2つのエピソードが発売された。一つは、子どもたちが動物の種類を見分けるのを助け、もう一つは、アルファベットを学ぶという内容。続くシリーズでは、数の数え方など毎回別のテーマに焦点を当てているという。それぞれのエピソードは、双子のアレックスとゾーイが寝室の壁に描いた8人の天使が幼少期の苦労や悩みについての案内人を務める。天使たちはそれぞれ問題を解決する独特の才能をもった知恵の天使という設定だ。
「天使たちはそれぞれ特別な賜物をもっていて、それは子どもたちがそれぞれ神からの特別な贈り物をもっているということを示しているの。天使たちは、神が私たちの人生に贈り物を与えて下さるというしるしで、彼らは絶対に私たちから離れることはないの」とダウニーは語った。
さらに、そのしるしは両親にとって、子どもたちにキリスト教を説明する初めの一歩となると彼女は付け加えている。彼女は、子どもたちが神の役割を完全に把握するための非常に小さな出発点として自分の作品が役に立つことを望んでいる。
「夕食の時間に両親が、その日に見た『Little Angels』の感想を子どもたちと話してくれるといいと思うわ。それが聖書への興味をもたらす最初の段階だから。今から10年後、20年後に、このシリーズを見た若者たちと神の愛を共有できたら嬉しいわ」とダウニーは語った。