杉原はリトアニアの日本領事代理として、隣国ポーランドから亡命してきたユダヤ人にビザを発行し、約6000人の命を救った。日本のシンドラーとも呼ばれる。
水澤さんは1950年、滋賀県生まれ。19歳で上京し、舞台俳優として活躍した。テレビドラマや映画にも出演したが40歳で休業。10年間ハワイで心理学を学び、しばらくは演技に心理学を取り入れた独自のセミナーを主宰していた。
05年には俳優業に復帰。「もっと使命感を持てる舞台はないか」と考えていたところ、ふと杉原の名前が浮かんだという。杉原は寡黙な人だった。「寡黙な杉原自身が自分の人生を語っていたらどうなるだろう」と考え、原作をひとり芝居に発展させていった。
国内外で公演を重ね、08年には米国のエレノア・ルーズベルト賞を受賞。ライフワークとして1000回公演を目指している。
午後7時15分開場。当日参加も可能だが、定員超過で入場できなくなることを避けるため、主催側は「できれば事前に予約してほしい」としている。問い合わせは、NPO法人飛躍28(090・3108・7294、メール:[email protected])へ。