【ニューヨーク=ENI・CJC】メキシコ長老教会は8月19日、大会で米長老教会(PC(USA))との139年に及ぶ提携関係を賛成116票、反対22票で解消した。米長老教会が公然同性愛者の教職任命を認めたことに対応した。
現在、米国との国境付近で活動している米教会宣教師への制限、またメキシコへの宣教旅行や20以上の教会間連携関係への影響が懸念される。
女性教職についても17~19日に開催した特別大会では議論の末、女性教職否定方針を維持することを158票対14票で採択した。またすでに女性教職を任命した中会(教区)にいかなる猶予期間も認めないことを103票対55票で決めた。これで各中会は女性教職の任命を即時取り消さなければならないことになる。
米長老教会世界宣教部門のハンター・ファレル部長は「長老派の宣教はメキシコでも世界中でもパートナーシップ(提携協力)関係の中で行われているので、メキシコ教会の声を深刻に受け止める。決定は遺憾ではあるが、メキシコ教会の証と提携の歴史に感謝し、宣教において神が導かれるところを、対話の中で、注意深く聞き取る」と声明で指摘した。