【CJC=東京】米キリスト合同教会(UCC)は、フロリダ州タンパで開催した第28回総会で7月4日、教憲・教規修正案を賛成613、反対171、棄権10で採択した。今回の修正には、「天におられる父」という神の表記を外すことも含まれている。キリスト教の根本にかかる三位一体説にも触れることとして注目される。
同派のバーブ・パウエル報道担当は、「UCCでは、神・キリスト・聖霊のイメージは三位一体のさまざまな表現を可能にしようということで、天におられる父はその一例なのだ」と言う。
さらに同派は、伝統的な用語も、より包括的なものにしようしていると述べた。例として神を「創造者」とか「父母」という用語で表現する、をあげている。
同派内で告白運動を展開している『バイブリカル・ウイットネス・フェローシップ』のデビッド・ラニオン=ベアフォード代表は、「イエス・キリストという名でいのちを差し出した息子を犠牲とすることでわたしたちの父となった。……わたしたちの父を否定することは、文化的適合いう名の尊大な反抗であり、会員や教会を疎外させるだけでなく神自身を遠ざけることになる」と言う。