【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)報道事務所は7月4日、中国天主教(カトリック)教会四川省楽山教区で行われたパウロ・レイ・シイン神父の司教叙階に関するコミュニケを発表した。
同神父は、教皇の指示なしで違法に叙階されたので、教区を統治する権限はなく、聖座(バチカン)はシイン神父を楽山教区司教とは認めない。それは教会法1382条の違反としている。
同司教は自動的に破門されたことになるが、その具体的な内容は示されず、また叙階式典に参加した司教7人の処遇も明らかにされていない。この7人はいずれもバチカンが承認している。