聖学院大学総合研究所内の組織神学研究センターが一般市民を対象に連続講座を開講したことが27日、同研究所の発表で分かった。聖学院本部は同日、20世紀と21世紀の間の神学と題してシンポジウムを開催した。
開講に際して、明治以降の知識階級の特徴を「神学なき近代化」と説明、日本の社会に向けた神学のあり方に問題を提起した。神学の復権に奉仕するとしている。
講座は3回にわたり行われる。今回の講演は聖学院大学総合研究所の深井智朗教授が担当。「1945年以後のドイツにおける神学の社会的機能と神学的実存――ヴィルフハルト・パネンベルクというサンプル」の題のもと行われた。
第2回講座は12月15日、藤原淳賀助教授が「ジョン・ヨーダーの教会論:平和を創り出す教会を目指して」と題して講演する。