愛知県新城市のリバイバル聖書神学校で7日から10日、卒業に向けての講義が開講された。宣教のための神学を集中的に学んだ20名の卒業生ほとんどが開拓伝道に派遣される。
校長の有賀喜一師は今回の講義の目標について、開拓伝道で良き弟子をより多く生み出すことだと語った。有賀校長は「福音を福音として明確に体験し、御言葉に立って聖霊に励まされ伝道に取り組むことが大事」だと述べた。
同校ではルーテル、フリーメソジスト、バプテストなどの教団からも講師を派遣依頼しており、地域教団と超教派的に交わりを維持している。
有賀校長はキリスト教界に対して、キリストの体なる教会の一致のために祈ってほしいと要請した。「日本に対する神様の計画が、多くの人が救われることです。日本に伝道のための熱情が燃え上がりますように」と願いを語った。
これから開拓に派遣される学生たちのためにも祈りが求められている。有賀校長は、霊的戦いと開拓伝道に積極的に学生が立ち上がるように神様の励ましがあることを祈ってほしいと語った。
在籍する学生数は67名。年齢は20代から70代まで、出身は北海道から沖縄までと多様だ。このため同校では、仕事を持つ学生、遠方から来る学生でもすべての授業に参加できるよう、一日4コマの講義を4日間連続して開講する短期集中的なカリキュラムをとるなどして対応している。
このシステムには、仕事を持つ学生でも講義以外の日を奉仕に費やすことで聖書・神学の学びが実生活と乖離しないようにとの配慮もあるという。大半は3年間の学びの後、フルタイムの献身者として各教会に赴く意思をかためているという。
有賀校長はクリスチャンすべてが福音伝道に対して熱い思いを分かち合うことを願っている。「人間が生きている間にできる最高の体験はキリストを経験すること。人間が生きている間にできる最高の貢献は他の人とキリストの体験を分かち合うことです」