日本エキュメニカル協会(徳善義和理事長)が真生会館(東京都新宿区信濃町)で8日に開催した秋の定例研究会では、日本福音ルーテル教会と日本カトリック教会が共同で和訳し先月末に刊行された「義認の教理に関する共同宣言」(教文館)を用いてルーテル、カトリック双方から義認論の位置づけの説明があり、基本的な教理の合意点と相違点を再確認した上で、今後の展望について自己理解の必要と聖餐式での一致に課題が残されているとした。
ルター研究所員で日本ルーテル神学校長の江藤直純氏、上智大神学部助教授の光延一郎神父が講師として参加。同協会理事長でルーテル学院大名誉教授の徳全義和氏を司会として、日本基督教団、日本バプ連盟、カトリック教会から約20人が参加した。