国連総会第1委員会(軍縮)は26日、核廃絶を訴える日本主導の決議案「核兵器の全面的廃絶に向けた新たな決意」を賛成169、反対3(米、インド、北朝鮮)、棄権8で採択した。国内外メディアが27日伝えた。12月に本会議で正式に採択される。
日本は1994年から毎年採択され続けているが、今回は北朝鮮が10月9日に核実験を実施したと断定した上で、同国を名指しで非難した。
朝日新聞によると、賛成票169は昨年までの最多を上回る数で、国際社会の大多数が北朝鮮非難で同調した格好となった。
決議案への反対は北朝鮮、米国、インドの3カ国で、日経新聞によると米国の反対は6年連続。また中国、イラン、イスラエル、ミャンマー、パキスタン、キューバ、エジプト、ブータンが棄権したという。