キリスト者戦争遺族として平和を訴える平和遺族会全国連絡会(平全連)が15日終戦記念講演会を開催した。
集会は靖国神社付近の日本教育会館で行われ、平全連代表の西川重則氏(日本キリスト改革派教会)が「アジアの叫びに応えよう!−日本はアジアに何をしたのか」と題して基調報告を行った。
小泉首相の参拝に対して西川氏は、本来静かに戦争について考え、故人をしのぶ日であるべき8月15日に参拝を強行するのは一部の人たちを喜ばせるにすぎないとし、「すべての戦没者遺族が参拝を望んでいるわけではない」と述べた。
西川氏はウェブサイトで政教分離の侵害を監視する全国会議、NCC(日本キリスト教協議会)靖国神社問題委員会、平和遺族会全国連絡会、靖国参拝違憲訴訟の会・東京に緊急抗議行動をともにするよう呼びかけている。