銀座のキリスト教書店「教文館」は、今年で創立120周年を迎える。それを記念し、さまざまなイベントを行っている。
今年4月からは、福音館書店元会長の松居直氏を講師に招き、全10回の連続講演会を行っている。「絵本のよろこび」をテーマとする講演会は、毎回120人を定員として、来年3月まで月に約1回ずつ開催。次回の開催予定日は10月13日、第6回目の講演となる。この秋からは、昨年10月同館が120周年を記念して世界初のオリジナルオルガンとして発売した「ヒムオルガン」の新型を発売。先着50台限定とし、従来の型に搭載されていた「こどもさんびか改訂版・こどもさんびか・ともにうたおう」を除いた代わりに、価格も約14%割り引いている。
教文館は、1885年、L.W.スクワイアを代表として日本メソヂスト監督教会によって設立された。翌年から「メソヂスト出版舎」とし、その後幾度か名称を変更しながら、1896年より現在の名称を使用している。1933年には9階建て床面積約1000坪のビルが完成し、現在に至っている。