靖国神社法案が初めて国会に提出された1969年6月30日にあわせて、信教の自由を守る目的で首相の靖国神社参拝に反対する「靖国神社国営化反対福音主義キリスト者の集い」(以下、「靖国の集い」、西川重則代表)が今月30日夜、お茶の水クリスチャンセンター(東京・御茶ノ水)で公開学習会を開く。テーマは「有事体制づくりの日本にあって、改めて靖国神社問題の今を考える」。
憲法第9条や教育基本法の改定、首相による靖国神社公式参拝、天皇の8・15靖国神社参拝等に対する認識を紹介・共有するのが狙い。主催側は「終戦60周年の節目を迎え、日本の侵略と加害の歴史の事実を学び、21世紀を担う若い世代に対する“記憶の継承”の責任と課題を考えたい」としている。
開会礼拝では、日本長老教会「ヤスクニと平和」委員長、村瀬俊夫牧師(日本福音同盟社会委員)が「平和の福音の威力」と題して説教をとりつぐ。また西川代表(日本キリスト改革派東京教会名誉長老)が講演する予定だ。
協賛は靖国問題連絡会。同会には、日本福音キリスト教会連合、日本長老教会 「ヤスクニと平和」委員会、日本同盟基督教団 教会と国家委員会、日本キリスト改革派 東部中会社会問題委員会が加盟している。