JCGIネットワーク(旧名:日本教会成長研修所)は、「教会増殖ネットワーク」と呼ばれる開拓伝道のためのネットワークを形成し、全国各地に開拓伝道が広がるように活動しているが、今年4月から山陽・関東の両地区で「教会増殖ネットワーク」を開始することになった。3月5、6日に東京都三鷹市で全国各地区のネットワークのバルナバ役をしている牧師たちを対象とする研修会を開催する。
この取り組みは、「教会を新しく生み出したい」という共通のビジョンをもつ3〜7教会が集まってネットワークを形成し、「バルナバ」と呼称されるコーチ役を中心に、教会を開拓していく。
1996年に山形県内の5つの教会から始まったこのネットワークは、北海道から沖縄まで広がり、東北地区、関東地区、関西地区、九州地区と各地で展開されている。この10年間にこのネットワークに参加した親教会は41教会で、39の子教会を生み出している。
同ネットワークの総主事、川崎廣師は、「日本の多くの教会は開拓ということを考えたとき、『難しい』という思いが先行してしまい、『やろう』という意志を持つ人が少なかった。否定的な雰囲気さえ感じられていた」と明かした。
「教会開拓は難しい」という固定観念を打ち壊すために、大小さまざまな教会から開拓の志を持つ人々が集まり、このプロジェクトが立ち上がった。
川崎師は、「多くの教会があつまって一つの教会を開拓するのではない。開拓の情熱をもったそれぞれの教会が集まり、それぞれが教会開拓のためにいま必要なものを悟り、励ましあうためのネットワークにしたい」として協力と参加を呼びかけている。