日本キリスト教協議会(東京都新宿区)が今月、ケニアの干ばつと飢饉の災害支援として1200米ドルを寄付したと伝えた。昨年2月には4500ドル、同7月には2500ドルを送った。
寄付金は現地のケニア聖公会、キリスト教系支援団体チャーチ・ワールド・サービス(CWS)、ルーテル・ワールド・レリーフ(LWR)、ノルウェイジャン・チャーチ・エイド(NCA)、クリスチャン・エイドの支援活動に充てられた。
LWRは3月まで現地で食糧配給など支援プロジェクトを続ける予定である一方、それ以外の団体は今月末で支援を打ち切り、その後の計画は未定であるという。
しかし、ソマリア南部、ケニア北部、エチオピア南部に新たに被害が報告され、NCCは再度募金を呼びかけている。これらの地域では昨年10月から今年まで激しい雨が続いて河川が決壊し、民家や潅がい施設、農地に大きな被害をもたらした。衛生状態が悪化しているため今後マラリアなどの伝染病の蔓延が懸念されている。