北朝鮮による拉致問題について話し合う国際会議が13日、東京都千代田区のホテルで開かれ、被害者家族会を夫、滋さんと共同設立した横田早紀江さん(JECA・中野島キリスト教会員)は 「たくさんの国々の人たちが私達と同じ悲しい思いで、まだ待ち続けている。向こうでは、もっと苦しい思いで助けを求めている人たちがいるということを訴え続けてきました」と思いを語った。
横田めぐみさんの父親で、家族会代表の滋さんは「会議の目的は最終的な(拉致問題の)解決につなげること。色々な話し合いをして解決策を見いだしたい」と訴えた。
会議には日米韓など各国のNGOや議員らが参加。北朝鮮人権活動家、スザンヌ・ショルティ氏は「船で拉致されためぐみさんが母に叫ぶ光景を思い浮かべ、涙がとまらなかった」と被害者の苦しみと屈辱を語った。
会議は10日から始まった「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に合わせて、家族会などが企画した。拉致問題担当の中山恭子首相補佐官ら政府関係者、国連人権委員会の北朝鮮問題担当者も参加した。