米国福音同盟(NAE)がこのごろ環境学や生命科学の専門家らと共同で地球の環境問題への取り組みを開始し、キリスト教内外で注目を集めている。今月18日に米首都・ワシントンで会合があり、さまざまな環境問題を分類する作業を行った。
会合後に出された共同声明では、「人類による被造物に対する脅威」、「異常気象」、「公害」、「動植物の生息地及び滅危惧(きぐ)種」、「伝染病」といった環境の脅威に共同対処していく決意を再確認した。
NAE政策担当のリッチ・シジック師は、「神は環境という被造物をむやみに破壊したわれわれ人間を裁かれるだろう。その責任はわれわれ福音主義者にとってさらに重い」と危機感を表明した。また、「科学は、聖書がわたしたちに語ろうとしているものを理解する一つの道となり得る」と述べた。
創造論や進化論で意見の衝突がある両者だが、昨年2月の第一回会合では地球環境の回復のための対策が急務であるとの認識で合意した。今回の会議は2回目。