AP通信が11日に伝えたところによると、聖職者の妻帯を禁じるカトリック教会の教義を破って結婚した上、4人の妻帯者を司祭に叙階するなどして破門された米ニュージャージー州のエマニュエル・ミリンゴ大司教(76)が10日、新たに妻帯者2人を司祭に叙階した。
報道によると、ミリンゴ大司教は今年9月、霊感商法などで知られる世界基督教統一神霊教会(統一協会)の合同結婚式に参加して結婚。聖職者の結婚容認を掲げる組織を主宰して妻帯者を司祭に叙階している。
叙階式を行った大会も、統一協会の教祖・文鮮明の援助で開催されたという。