毎日新聞によると、合同メソジスト教会信徒でもあるブッシュ米大統領は19日、ベトナム・ハノイの教会で日曜礼拝に参加した後、「宗教的自由を世界中の人々が表明できることが私の願い」と述べた。
米国務省が13日に発表した「宗教弾圧懸念国」として中国を非難しており、胡錦濤国家主席との会談を目前に控え、中国の宗教政策に苦言を呈したとみられる。国名は明言しなかった。
大統領は昨年11月の訪中時にもキリスト教会で礼拝し、信教の自由に関して中国政府を名指しして善処を求めていた。
同紙によると、ローラ夫人と礼拝をささげたブッシュ大統領は「健全な社会は基本的自由を歓迎する社会であり、信仰の自由以上に基本的なものはない」と述べた。