世界福音同盟のスポークスマン、マッツ・テューネハグ氏がスウェーデンの大学の集会で教皇ベネディクト16世の発言とイスラム世界の対応に関する問題に関して発言した。スウェーデン・クリスチャントゥデイが報じた。
教皇はイスラム教における宣教の方法における暴力に疑問を提示。イスラム過激派は反発を示し、エチオピアの修道女を殺害するなどの抗議を行った。教皇は先日イスラム諸国の大使らと謁見しイスラム世界との関係改善を図っている。
少数の過激派を非難することはできないとするテューネハグ氏は多くのイスラム支配国において信仰の自由、発言の自由、報道の自由、政治の自由がほとんどあるいが全くないと述べた。
テューネハグ氏はイスラム世界がより集中して取り組むべき問題であるとして、スーダンにおけるアラブ人イスラム教徒がアフリカ人を虐殺している問題を挙げた。「スーダンで今現在行われている大量殺人になぜイスラムから大規模な抗議が起こっていないのか?虐殺が行われているというのに。」
氏はこのほかにイスラム世界におけるクリスチャンの迫害をやめるよう呼びかけた。