爆発的・情熱的な音楽スタイルで知られ、世界的に有名なオーストラリア・シドニーのヒルソング教会を拠点とするワーシップバンド「ヒルソング・ユナイテッド(Hillsong United)」の米国、カナダをまたぐ北米ツアーが13日、デトロイトで始まり、約4ヶ月にもおよぶ大ツアーが幕開けした。世俗の文化の影響を受けている世代を救い出そうというこの大ツアーは、デトロイトでの初めのイベントで約3万人の若者を集めた。
「北米に再び来ることができて本当に興奮しています。この大陸の若者たちにむけて特別に作曲した曲がありますが、それを披露することを心待ちにしています」とヒルソングのクリエイティブ・ディレクターであるジョエル・ヒューストンは大ツアーの幕開けに興奮を隠せない。
ツアーでは、5月に発売されるヒルソング8番目のアルバムとなる「All of the Above」のプロモーションも行なわれる。「All of the Above」には12曲が収録され、初めてのスタジオ収録アルバムとなっている。
「ツアーや新しいアルバムを通して、各地域で、また全世界で、人々が神とその義のために生きられるように、この地上で主の手足になり、傷つけられた人々、弱くなってしまった人々に主の義を伝える人生をささげられるように、刺激となることが私達の願いです」とヒューストンは語った。
ツアー中、テネシー州ナッシュビルで4月21日から行われるゴスペル音楽業界最大の団体GMA(Gospel Music Association)によるGMAミュージック・ウィークにも参加する。ミュージック・ウィークは、クリスチャン・ゴスペル音楽界最大のイベントで、キリスト教音楽の「グラミー賞」とされる「ドーヴ賞」の授賞式が行なわれる。
また、ライマンホールで行なわれるマイケル・W・スミス司会のミュージック・ウィークの夕礼拝では讃美引導をつとめる予定だ。
北米ツアーは8月7日まで行われ、ワシントン州タコマで最後のイベントが行なわれる。