11日、「ビル・ウィルソン東京大会2007―逆境をはね返す大成功の法則―」が感動の中で閉幕した。2日間にわたって行われた同大会で、ウィルソン師は「変化(トランスフォーメーション)の土台を据える」をテーマに計4回の講演を行い、人々を感動の渦に巻き込んだ。また、会場にて即席販売された同師の著書3冊、今回のセミナーの内容を録画したDVDとCDの売上げも好調だった。さらに、ウィルソン師が代表を務めるメトロ・ミニストリーズ・インターナショナルの里親制度「Won By One」プロジェクトにも申し込みが殺到。用意された100人の子ども達全ての支援者が決定した。
同大会開催の目的の一つはメトロ・ミニストリーの運営資金を集めること。「この大会の目的はただビル先生の素晴らしいお話しを聞くだけではないのです。メトロ・ミニストリーを運営するためには皆さんの支援が必要なのです。ビル先生は子ども達を救うために世界中を飛び回って講演し、資金を集めているのです」。同大会の発起者の一人であり、今回通訳を担当した万代栄嗣師(福音センターグループ主任牧師)はそう語った。ウィルソン師の説教に胸を打たれた観衆らは、セミナー終了後に行われる席上自由献金の場で感謝の献金をした。
「今年はメトロ・ミニストリーズ・インターナショナルにとって重要な一年になります」とウィルソン師は講演中に語った。同師によると、現在同ミニストリーは、ニューヨーク市ブルックリン中心部の一画を古い病院の施設ごと購入し、その改修・改装作業を行っている最中だという。「そこはメトロ・ミニストリーズ・インターナショナルの世界本部になり、世界中から集まる若いリーダーたちの研修施設になります」とウィルソン師は説明した。古い病院の施設を一部屋ずつ改装していくには多額の資金が必要だ。ウィルソン師は今年のリース期間が終わるまでに100%この建物を手に入れようと日々邁進している。「神が必要な助け手を送ってくれるように祈ってほしい」とウィルソン師は観衆らに呼びかけた。
ウィルソン師は今回献金に協力してくれた人々に感謝と敬意を示し、「ありがとう」と挨拶した。購入された書籍のひとつひとつに丁寧にサインし、抱擁と握手を交わした。セミナー後で疲労はあっただろう。しかし、疲れた顔は少しも見せず、終始笑顔で人々と触れ合った。世界中のスラム街で日々子ども達の救いのために走り続け、現在は大学の博士課程で勉強中の身でもあるウィルソン師を奮い立たせるパワーの源とは何か。その答えは、今回同師が伝えた「変化するための4つの基礎」の中にある。
関係者の話によると、大会終了後もメトロ・ミニストリーの里親制度「Won By One」への申し込みが殺到しているという。同プロジェクトは、貧しさや親の子育て放棄により、普通に生活したり学校に通ったりすることが困難な子ども達を支援する制度。一人の子どもを月4000円で支援することができる。支援金は銀行または郵便貯金口座から毎月引き落とされることになる。一方、支援されたお金は子ども達の必要を満たすために尊く使われる。支援者には子ども達から感謝の手紙も送られるという。
さらに、メトロ・ミニストリーズ・インターナショナル世界本部設立のための献金も同時募集中だ。ビルの改装献金として一口60万円から。献金者は改装された部屋に自分の名前をつけてもらえる。
また、ウィルソン師が05年に来日講演した際の内容を一冊の本にした最新刊「ラストランナー」(1200円、万代栄嗣訳、ウィズダム出版)、そのほか「この子だれの子」、「逆境に働く信仰」(共に1500円、万代栄嗣訳、いのちのことば社)の購入希望者も随時受け付けている。「ラストランナー」は同大会の数日前に刷りあがったばかりであり、まだどこの書店にも並んでいないという。
そのほか、同大会でウィルソン師が語ったメッセージの内容が収録されたDVDとCDも随時受付中だ。詳しくはメトロ・ミニストリーズ・ジャパン(TEL:03・3561・0174、FAX:03・3561・0178、Email:[email protected])まで。