16ヶ国が出場し、47日間にわたって全51試合が予定されている「クリケット・ワールドカップ2007」が先月13日から今月末にかけて西インド諸島で行われており、62万人以上の観衆が集まるなか、西インド諸島周辺の伝道師たちは、これをまさに伝道の機会と捉えて注目している。
世界バプテスト連盟(BWA)によれば、クリケット・ワールドカップは世界で3番目の規模となるワールドカップで、世界中で多くの人が観戦しているという。
同連盟の6つの地域宣教会の1つであるカリブバプテスト宣教会は、クリケット・ワールドカップをまさに福音伝道の絶好の機会として、様々な取り組みを行なっている。
同宣教会は、3月初めには世界バプテスト連盟の執行委員会にクリケット・ワールドカップでの伝道活動を行なうことを報告しており、同連盟とバージニア・バプテスト連合会(BGAV)の協力で、飲料水のペットボトルと一緒に、試合を観戦しにきた人々に救いの必要性を訴えるトラクトの配布を行なっている。
また、ワールドカップのために訪れる数千の人々と一対一での対話を通して伝道する伝道師のために、臨時のテントの設営なども行なっている。
同宣教会のクリケット・ワールドカップに関連した伝道活動のために、世界バプテスト連盟の宣教・教育部は、すでに5千ドルの支援を行なっている。
クリケット・ワールドカップは1975年、イングランドを開催地として始まったクリケットの世界選手権で、サッカーの「FIFAワールドカップ」と同様、4年に1度開催される。第9回目となる今年のワールドカップは、初開催の75年、第2回目の79年に優勝している西インド諸島で先月から行なわれている。前回03年のワールドカップは南アフリカで開催され、オーストラリアが優勝している。