第9回オーストラリア・ゴスペル・ミュージック・フェスティバル(AGMF、Australian Gospel Music Festival)がイースターを迎えた先週6日から8日まで、オーストラリア東北部のクイーンズランド州トゥウンバで行なわれた。国内外から参加した4万人のクリスチャンを前に、プロのゴスペルアーティストたちがキリストの復活をテーマに曲を演奏した。
AGMFは「クリスチャンの大休日(Christian Bid Day Out)」と名がつけられるほど、オーストラリアの大イベントとなっており、ロックやポップ、ブルースなど様々な形のゴスペルを披露する。
AGMF広報担当者のウェス・ジェー氏は、ゴスペルは「前向きな音楽で、また人を勇気づけてくれる音楽であり、人を元気づけてくれる音楽です」とゴスペルの素晴らしさを熱く証ししながら、「本当に嬉しいです。本当に幸せです」とフェスティバル開催の感動を語った。
フェスティバルには世界中のクリスチャン・ミュージシャンが出演し、オーストラリアの歌手ミッシェル・トゥームス、ニュージーランドの「The Lads」、シカゴを中心として活躍中の「Superchic[k]」、アメリカの女性バンド「BarlowGirl」、アメリカのロック歌手「Day of Fire」、スウェーデンのへービーメタルバンド「Blindside」、ポップシンガーのジミー・ニーダム、オーストラリアのゴスペルロックバンド「Planetshakers」、ジャズミュージシャンのジェイムス・モリソンなど多数が出演した。
「街に来れば、18メートルの高さのテントを見ることができます。本当に驚きですよ。フットボール競技場一つを完全に覆う大きさなのだから」とジェー氏はAGMFの規模の大きさを語った。
ジェー氏によれば、ゴスペルはオーストラリア音楽市場の総売上の5、6%を占めるほどで、これはカントリーミュージックの規模に匹敵する。また、 AGMFは今まで主に海外の有名ゴスペル歌手によって支えられてきたが、オーストラリアの歌手も増えつつあるという。
AGMFは99年、地元地域、経済界、政府、教会の諸団体の共同でオーストラリアと開催地トゥウンバへの社会的、経済的、霊的な貢献を目的に始まった。