千葉県の染色家高木大輔(52)さんが、旧約聖書の「雅歌」の内容をデザインに用いて作り上げた着物や帯、額絵など日本の伝統産品約50点が、今月4日から協同組合「京都クラフトセンター」(京都市東山区祇園町)で展示されている。
作品には、ヘブル文字を分解して模様にしたものが取り入れられ、特に額絵では、雅歌の中の聖句がヘブル語でそのまま引用され、その聖句の一場面が再現されている。作品は着物や帯、額絵の他に、掛け軸やのれん、カバンや座布団カバーなど小物にいたるまで様々。
高木さんは子どものころから聖書、特に旧約聖書に興味を持ち、小さい頃から聖書の一場面を絵に描いていたという。聖書に出てくる様々な場面を染物のデザインに用い始めたのは今から約4年前。
高木さんの作品展はすでに東京や神戸などで行なわれおり、京都での開催の直前には熊本でも行われた。京都での展示会は17日まで開かれおり、展示会に関する詳細は京都クラフトセンター(075・561・9660)まで。