先月29日からタイで行われていた世界伝道フォーラム2004が5日、閉幕した。ローザンヌ世界宣教委員会(LCWE)が主催する世界大会としては30年間で4度目の開催だった。
教会やキリスト教団体の代表ら1500人が112カ国から集まり、「新しいビジョン、新しい心、新しい招き」を主題に、福音伝播の妨げとして31の課題を取り上げて分科会で話し合った。これらの課題は(1)世界〜国際化社会における宣教のかたち〜、(2)教会〜キリストの体としての成長〜、(3)福音〜人々の渇きに応え、正しく伝えるために〜―――の3つのカテゴリーを基本に拡張されたもの。
ローザンヌ世界伝道委のダウ・バーザル会長は、最終日の閉会式で「全教会による全教会への全福音の伝播」の実現に向けて協力し継続して努力するよう参加者を励ました。
なお、最終日に役員選が実施され、バーザル氏にかわってポール・シダー博士が新会長、国際飢餓対策機構のテツナオ・ヤマモリ前代表が国際局総務に就任した。地域代表の任命があり、東アジア、南アジア、東ヨーロッパ、南米、仏語圏アフリカ、英語圏アフリカに1人ずつ新代表が就任した。
シダー会長は就任挨拶で「今フォーラムの成功に見られるように、最近6年間はローザンヌにとって、祈り、変革、祝福、そして成長のときであった」と述べた。