日本キリスト教協議会(NCC)教育部はその前身の「日本日曜学校協会」が1907年に設立されて今年で100周年を迎え、NCC教育部設立百周年記念事業「平和に向って―21世紀のキリスト教教育」として今月末から様々な記念行事を行う。
4月28日から5月12日までは教文館(東京・銀座)で、記念事業の第一弾として特別展示「日曜学校から始まるキリスト教教育の歩み」(入場無料)が行われる。4月28日から5月5日までは戦前の内容が、5月6日から12日までは戦後の内容が展示される。
また、5月1日には『教会教育の歩み―日曜学校から始まるキリスト教教育史』(税込2100円)が発行され、5月11日にはAVACOチャペル(東京・早稲田)で設立百周年記念礼拝とシンポジウムが行われる。記念礼拝のメッセージは吉高叶師(日本バプテスト連盟、栗ヶ沢バプテスト教会)が伝える予定で、シンポジウムでは呉寿恵(在日大韓基督教会教育主事)・江藤直純(日本ルーテル神学校)・小見のぞみ(聖和大学)・朴憲郁(東京神学大学)らがパネリストをつとめる。参加は無料であるが、定員が100名で申込み締め切りは4月25日。
さらに、9月16、17日にはウェスレアン・ホーリネス教団・淀橋教会(東京・大久保)で全国教会教育フェスティバル「種を蒔こう!―涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈りいれる」(詩篇126章5節)が開かれ、日曜学校・教会学校・子どもの教会のリーダー、スタッフの相互研修が行われる。定員は150名で、参加費は3千円、申込みは7月末日まで。
10月1日から6日には聖和大学100周年記念館(兵庫県西宮市)で「聖和大学キリスト教と教育研究所」と共催のもと、特別展示「日本の日曜学校・教会学校の歩み」(無料)を行い、12月1日には『DVD版 日曜学校から始まるキリスト教教育の歩み』(予価1700円)が発行される。
NCC教育部では今年4月から12月までの記念事業を行うにあたり、募金(目標300万円、締切5月末)や日曜学校関連の書籍・写真など記念出版の書籍・CDに収録するための資料収集の協力を求めている。100周年記念事業に関する詳細はNCC教育部(03・3203・0731)まで。