今春3月3日と4月4日に立て続けに献堂を行うという前代未聞のスピード開拓を進めている日本ペンテコステ教団エリムキリスト教会(榮義之牧師)では、さらにインターネット上での開拓も行おうと5月末から始まる礼拝放送のためにサイトの作成も含めた準備を進めている。
放送は生駒聖書学院教会から行う予定。現在設置の準備が進められており、将来のインターネット聖書学院へのビジョンも含め、現在より安定した高速通信に備えるために光ファイバーの開通申込をしている。放送開始は7月となる見込み。
対象は、病床の人や老人ホーム入居者、日曜日に仕事がある人、遠方にいる会員など、都合によりどうしても礼拝に参加できない人々、としている。榮師は「牧師不在の教会、少人数の礼拝を守っている家庭集会等、海外にいる方にも希望があれば参加できるようにしたいと願っています」と録画による全世界配信も含め、開かれた礼拝を望んでいる。
9日の生駒聖書学院の入学式の様子も実験放送として撮影する予定だ。学院では入学式当日まで生徒を募集しており、榮師は「式当日にも参加の申し込みに来る方がいます」と、開かれた伝道精神がここにも現れていることを証しし、入学式開会に向けて祈り、準備を進めている。
また現在、朝日放送ABCラジオ放送「希望の声」(1008khz)で毎週水曜日の朝4時35分から10分間放送されているラジオ放送をインターネット配信しようと計画が進められている。
従来からのラジオ放送に合わせてインターネットでも配信し、より多くの人々に福音を届けることができると、榮師は新たなチャレンジとしてインターネットによる福音伝達に期待を寄せている。現在は検討段階で、5月の放送開始を目指して準備を進めている。
また、礼拝放送が始まってからも顔と顔を合わせての直接説教を続けていく方針。現在エリムキリスト教会での礼拝は、奈良市、生駒市、大阪市、東大阪市(ろう者礼拝も含め2箇所)、堺市(2箇所)、門真市の8箇所で捧げられていて、その内の4箇所を榮義之師 (生駒聖書学院院長)、榮義嗣師(富雄キリスト教会)、前田基子(生駒聖書学院副院長 富雄キリスト教会牧師)の3人が巡回し礼拝を捧げている。
榮義之師は午前10時に奈良県生駒市の生駒聖書学院教会で礼拝を捧げたあと、大阪府大阪市に向かい、午後2時45分からエリムキリスト教会で礼拝をささげる。そして今度は堺市へ向いELIMキリスト教会の礼拝を午後5時半に捧げる。
発達のいちじるしい開拓伝道の最前線で奉仕する榮師は、「忙しいという言葉は30年前から使わないようになりました」と答え、その理由を「イエス様は『あなたの言うとおりになる』と聖書で言われています。忙しい、疲れた、しんどいとマイナスのことを言えば、それが本当になります」と語り「忙しい」という言葉の代わりに「充実していた」という言葉を用いるようになったという。
榮師は「はじめは心の中で『うそ言うな』という声がありましたが、いまでは1日を終えて休む前に『ああほんとうに充実していた』と喜びを感じられるようになりました」と生きている聖書の真実を証しした。