門真市舟田町にある9階建てマンション・シャローム門真1階で4日、門真エリムキリスト教会の献堂式が行われた。3月3日に堺市で新会堂が誕生してからまもなくのエリムキリスト教会(榮義之牧師)8箇所目の献堂式とあって、関係者から多くの祝福と祈りの声が寄せられた。
日本アッセンブリー教団門真キリスト教会の前川圭司牧師は祝辞で、「同市内の牧師としてともに働こう」と門真キリスト教会の担当伝道師となる山路光伝道師を励ました。また、山路師の出身教会上田カルバリーチャペル(長野県上田市)の石井潤牧師も、「長野県から(出発し)大阪門真市で開拓する山路伝道師は、神の約束だけを信じて出発したアブラハムのように、リバイバルの基になるような祝福の器となれ」と激励した。他にも日本ペンテコステ教団花園キリスト教会の為房晃夫牧師が祝辞を述べた。その後、同教会代表の榮義之師が献堂のメッセージを伝えた。
説教の中で榮師は、黙示3章8節を引用し、「日本の宣教の門がいま開かれている、生きている神さまの働きを素直にアーメンと受け入れる事により、祝福と癒しと救いが開かれる」と説き、「伝道が難しいということばをきょうここで捨て、信じるとおりに告白し、門真市に大いに福音の種を蒔きましょう」と伝えた。
山路伝道師は門真市生まれ。父、祖父がともに牧師という家庭で信仰を育み、今春、生駒聖書学院を卒業したばかりだ。献堂を迎え19歳まで育った故郷、門真市で妻と共に開拓していく。
榮師のメッセージの後、山路師は参加した牧師達から祝福の祈りを受けた。同師は、この日訪れた同地域にある教会、同師の同窓生や家族ら60人の前で決意を表明し、「公園にいる子どもたちから家でくつろいでいる高齢者、出会う全ての方々に福音を伝え、家内と二人で一所懸命伝道に励む」と宣言した。
榮師は、3年後の40人礼拝と会堂建設を目指す山路師に、「聖霊に満たされて単純に福音を伝え続けなさい。多くの人々が救いのことばを待っています。恐れないで人々に声をかけ続けてください」と励ましの言葉を贈った。
一ヶ月はさんで行われた2つの献堂はともに、教会開拓支援をおこなっている吉本依左生氏の協力による。吉本氏は自身が所有するビル内に設けられた教会を3年間無償で開拓伝道のために提供している。堺市の会堂では現在、新しく10人が導かれており、3年後の50人礼拝と新会堂建設を目標に掲げ、伝道に励んでいる。