米国成人が教会を替える理由として、「以前の教会から離れたいから」をあげる人が半数以上いることが、米国のライフウェイリサーチの調べてわかった。
調査の回答のうち58%が、他の教会へ切り替えることを決めたもっとも大きな理由として、「以前の教会から離れる必要があると思った、または離れたかったから」をあげており、残りの42%は「今通う(新しい)教会に行きたかったから」をあげた。
さらに、以前の教会を離れることを決めた人のうち28%は理由として、「(以前の)教会は自分の霊的な成長のために助けとはなってくれないから」をあげ、一方20%は「教会のための仕事に関わりを持ちたくないから」をあげた。
なぜ、以前の教会を離れたいと思うのかについては、「人々が教会を去るのは、教会の方向性の変化に対して不満があるからだ」とライフウェイリサーチのアソシエイト・ディレクターであるスコット・マコーネル氏は指摘した。同氏は、「回答者は、特に礼拝の形式や、説教、教会スタッフの削減など彼らの好まない変更が教会を離れる理由だとしてあげているが、離れる理由で最も大きな割合を占めるのは教会で全般的に余計な変更が多いからだ」と語った。
ライフウェイ・ボイスのブラッド・ワグナー代表は、「牧師やスタッフ、または一般の信徒が教会でよくする失敗は、変更を加える上で経るべき過程をはっきりと理解しないうちに、様々な変更を始めることだ。その変更が教会の維持のために不可避であるか、または必要であるのかをまず考えるべきだ」と問題点を指摘した。