キリスト教番組のメディアプロダクション太平洋放送協会(以下PBA)が発信するテレビ番組「ライフライン」のオープニングテーマソングが新年度に刷新された。新テーマソングの作詞・作曲を担当したのは堀井栄治さん・祥子さん夫妻による2人組ゴスペルグループ「コパン」。さらにクリスチャンイラストレーターのみなみななみさんが曲のバックに流れる絵の制作に協力した。「視聴者にやすらぎと希望を与える歌」という主旨のもとに作られた新曲(タイトル:「きょうのわたしに」)は、コパンのやわらかい歌声とみなみななみさんのあたたかい絵がマッチングし、見る人々に心の安らぎとさわやかな印象を与えてくれる。新オープニングソングは3月31日土曜日の放送回から使用が開始されている。
堀井栄治さんによると作曲にあたって苦労したことは特にないものの、歌詞が収録の前になってもなかなか決まらず、苦労したという。「以前から交流があったイラストレーターのみなみななみさんがデモテープを聞いて絵を書いてくれました。歌詞が最後までありませんでしたが、収録に行った際に初めてななみさんの絵を見せてもらった瞬間にぱっと詩が思い浮かびました。完成した曲はまさにななみさんとの共作です」と堀井さんは語る。
一方、今回「ライフライン」のオープニングソングが刷新されたことに伴い、コパンの2人は3月31日(土)と4月1日(日)の新年度初の放送回に出演した。ふたりは番組の中で新曲「きょうのわたしに」を披露。昨年から付き合いのあるホームスクーラーの若者たちのユースバンドがバック演奏を担当し、コパンのふたりと一緒に神の愛と救われた喜びを伝えた。「教会のない地域で、この番組を見ながら礼拝をしているという話を聞きますし、実はクリスチャンでない方々の視聴がとても多いそうです。ラジオ、テレビと公共の電波を通して伝えられる聖書のことば、人々の人生に生きて働かれる神さまの愛が、画面の前のたくさんの人々に届けられますように」と、コパンのふたりは同番組に出演した感想を語っている。
また、新曲「きょうのわたしに」について堀井祥子さんは、「コパンが作詞・作曲し、みなみななみさんが楽曲を聴きながら絵を描き、PBAのスタッフが曲に合わせて絵を動かし、神さまが仕組んだ楽しいコラボレーションとなりました。見せていただいたときはまだ途中の段階でしたが、『すごくかわいらしいなあ』という印象を受けました。週末の朝にふさわしい、ゆったりさわやかなオープニングです」と語っている。