【イエスの生き方から学ぶ信仰生活の秘訣】本書は、福音書の中から三つの箇所を選び、それを霊想(黙想)したものから生まれたものです。
ナウエンの著作活動の初期に属し、小著ながら、彼の初々しい感性のあふれた味わい深い作品です。
祈りと活動(奉仕)の関係について、どのようなつながりがあるか、イエスの働きはどのように祈りから生まれたものであるかが語られています。
静まり(ソリチュード)の大切さを述べ、わたしたちの忙しい生活の中で、ますます重要になってきている「独り退く時」の意義を述べています。(あめんどう)
『静まりから生まれるもの』
−信仰生活についての三つの霊想−
ヘンリ・ナウエン著、太田和功一訳
四六判/96頁/並製/945円/あめんどう
◆内容
霊想1 静まりから生まれるもの
はじめに 活動的な生活 独り静まる生活 結び
霊想2 愛の配慮をもって
はじめに 愛の配慮 共同体と愛の配慮 結び
霊想3 待ち望むこと
はじめに 待ち望むことにおける忍耐 待ち望むことにおける喜び 結び
◇ヘンリ・J・M・ナウエン(1932−1996)
オランダ生まれ、カトリック司祭。ノートルダム大学、イェール大学、ハーバード大学で教えたのち、カナダのトロント郊外にあるラルシュ・コミュニティの牧者として、知的障害を負った人々と生活を共にする。
◇太田和功一(おおたわ・こういち)
東京都生まれ。キリスト者学生会主事を経て、国際福音主義学生連盟(IFES)前副総主事。現在、クリスチャンライフ成長研究会主事。訳書『いま、ここに生きる』(ナウエン著)