能登半島地震の震源近く、羽咋市と輪島市の間に位置する富来(とぎ)伝道所(羽咋郡志賀町)の被害が深刻だ。富来伝道所の建物は築数十年の木造家屋であったこともあり、柱のかみ合わせ部分や床板がずれたほか、雨どいの瓦が落ちて破損。食器類も大部分が損壊した。断続的に続く余震により、被害はさらに深刻化したという。
「富来伝道所の建物は古くとも、能登圏、石川地区諸教会をはじめ、多くの方々の支えと祈り、修繕のご奉仕によって大切に守られてきただけに、ほんとうに残念でなりません。今後、主の日の礼拝のために建物を安全に使い続けていくことができるかどうか、心配でなりません。伝道所の状況を覚え、お祈りください」と、羽咋教会主任牧師で、同伝道所において毎週の主日礼拝を担当している内城恵師は語っている。