クラッシュ・ジャパンと提携して大震災被災地で地元教会の支援を行っているCHC(教会を助ける教会)は、被災した場所の教会復興を助けるとともに、日本の教会の団結を目指して支援の輪を広げている。
被災地では町全体が流れてしまい、一軒の家も見当たらない地域もある。被災地で教会を新たに建てても、被災者が散り散りに避難していった町で教区の教会員が戻ってくるのかなど復興の道のりには幾多の不安が生じている。
CHCでは「こういう難しいときにこそ私たちが被災者とともにいることをコミットすればそれが支えになります。CHCは長期プランの選択肢を待つ一方で、すぐにできることをやっていきます。日本において起こっているすばらしい助け合いを補うために、CHCが支援の輪を広げ、グローバルな教会として日本の教会が立ち直る力となっていきたい」と述べている。
CHCは今後支援する教会として気仙沼聖書バプテスト教会、福島第一バプテスト教会、仙台シーサイド・バイブル・チャペルおよび松島宮城聖書教会の4つをリストアップしたという。
気仙沼聖書バプテスト教会は被災状況がひどく、不毛の荒地が見渡す限り何キロメートルも続いている。教会自体も、もともとどこに建っていたのか見当もつかない状態であるという。同教会牧師の嶺岸浩氏は、多賀城市近くの自宅で無事であったという。
福島第一バプテスト教会は原発施設のそばにあり、同教会牧師の佐藤彰氏と50人の教会員は避難し、佐藤氏は現在山形で生活しているという。同教会の現状について放射能汚染で建物が使用できなくなる可能性があることも含めて今後の教会の必要について話し合いを進め、どのようにサポートしていくか決めて行くという。
仙台シーサイド・バイブル・チャペルは海辺にあり、同教会牧師の内藤智裕氏は津波を車のバックミラーで確認し、無事避難することができたが、教会やその周辺はみな津波に押し流され、教会堂の跡形もない状況になっているという。内藤氏は「なぜ私に教会と家を建てさせてそれを破壊したのかと神に問いました。しかし私は避難所へ行った時にとても多くの人に出会いました。多くの人と語り、多くの人を助けることができました。私はこの機会が与えられたことを神に感謝いたします」と述べている。
松島宮城聖書教会は、建物の倒壊はなかったものの、分厚いコールタールのような汚泥が教会を覆い尽くしている状態であるという。同教会牧師の田中時雄氏は震災発生後数日行方不明で安否が懸念されていたが、16日23時前に発見され無事が確認された。CHCは同教会の東京の教区員が教会に戻れるように一回の床の修理を手伝っているという。
東京・北海道・内陸部で被害の少ない教会など日本各地の教会が東北の教会に物資を送っており、大震災という悲劇を乗り越え、教会がひとつにつながろうとしている。
CHCは「キリストへの信仰を通じてひとつになる力は目には見えませんが、確実に結果を残しています。この力は教会が教会を助ける鼓動となって響き合う力です。まだやるべきことはたくさんあるが、最初の一歩を踏み出すことが重要です。どうぞこれらの教会と地域のためにお祈りください」と祈りを求めている。
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