【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は、パキスタンの少数民族省大臣シャバズ・バッティ氏が殺害されたことに深い悲しみを表明した。弔文で、教皇は冥福を祈ると共に、パキスタン国民のために忠実に勇気をもって奉仕した同氏を想起した。
英国国教会の霊的最高指導者カンタベリー大主教ローワン・ウイリアムズ氏は、バッティ氏殺害に「ショックを受け、悲しむ」とし、キリスト者の安全への懸念が増大している、と3月2日語った。
世界教会協議会(WCC)のオラフ・フィクセ=トゥベイト総幹事は、パキスタンの首相に書簡を送り、バッティ氏殺害に「大きな衝撃と失望」を表明、様々な報道から、バッティ氏が「パキスタンで問題になっている冒涜罪を批判したために宗教過激派から暗殺された」ことが分かる、と指摘した。