第46回大阪ケズィック・コンベンションが16日から18日までの3日間、大阪リバーサイドホテルで開かれた。多いときで500人を超える聴衆が詰め掛けて会場は満席となり、場外の臨時席に座る人の姿もあった。1日目の16日午後の部で、米スティーブン・オルフォード説教研修センター・ディレクターのデビッド・オルフォード氏は、「イエス・キリストは決して変わらない」(ヘブライ13・8)と説き、「このお方を信じてその恵みに信頼するとき、困難な状況にあっても生きることができる。うちから喜びが湧き上がってくる。私たちのいのちはこの方にあって保障される」と力を込めた。
オルフォード氏は、イエス・キリストがいつまでも変わらない(ヘブライ13・8)という真理を中心に、4つの真理を説いた。
第1に、「イエス・キリストこそが真の信仰の焦点」だと強調した。「イエスはともにいてくださる」と内住のキリスト(ガラテヤ2・20)を説き、「この方(イエス・キリスト)こそいつも信仰の焦点となるべき」と語った。
第2に、「イエス・キリストは私たちを強める恵みの源」だと説いた。困難な状況に陥ったときにこそ、間違った教理にすがるのではなく、「あなたの心が(イエス・キリストの)恵みによって確立されること」が必要だと強調した。オルフォード氏は、イエス・キリストの恵みに対する正しい認識の重要性を強調し、「神がよくしてくださる、というだけでなく、私たちがそれ(恵み)を受けるにふさわしくないということ」を示していると語った。そのうえで、「恵みは、イエスのうちに見出すことができる。イエスのもとに来てください。イエスに目を留めてください。このお方で十分なのです」と強調した。
第3に、「イエス・キリストは私たちの確かな希望の源」だと説いた。イエス・キリストが「永遠に変わることのない」(ヘブライ13・8)ことを強調し、「イエスが私たちにしてくださったことは永続する」と説いた。オルフォード氏は、イエスが最後の晩餐で弟子たちに伝えた「契約」(マタイ26・28)に言及し、「永遠のイエスが、私たち一人ひとりに永続する関係をつくってくださった」とキリストのいけにえの完全性と永続性を強調した。
第4に、「イエス・キリストは永遠の救いの源」だと説いた。オルフォード氏は、「イエスは私たちを永遠に執り成してくださる」(ヘブライ7・25)と説き、「この方(イエス・キリスト)に希望を置くとき、私たちは未来に希望をもてる」と強調した。
最後にオルフォード氏は、「イエス・キリストがもっておられる本質のゆえに、このお方に賛美をささげることができる。心をこの方の前に開いていきましょう」と語り、「恵みの座が開かれています。あなたの必要を主の前にもってきてください。イエス・キリストは、きのうも、今日も、いつまでも同じだからです」と神への明け渡しを呼び掛けた。