日本ナザレン教団は9日から11日の3日間、教団宣教100周年記念大会と合わせて第60回年会を京都で開き、新理事長に前理事の松田基子師(広島・呉教会)を選任した。女性理事長が選任されるのは、教団創立以来初めて。記念大会には、同じく国際ナザレン教会で初の女性監督となった現職の国際総本部代表、ニーナ・ガンター監督をはじめ、アメリカや韓国、台湾からの招待客、同教団の牧師や信徒代表ら約600人が出席した。
今大会のテーマは「21世紀を拓くナザレン教会」。100年目を境にもう一度伝道が外に向かって進むようにとの思いを込めて、あえて「拓く」という言葉を使った。
年会では特に、同教団の宣教100周年を記念して行う3つの行事――c[1]宣教100周年記念教会の建設、形成、c[2]教団90年史の続編として100年史の編纂、刊行、c[3]教団の記録、規定集等のデジタル化保存――の実施を決定し、そのための具体的な話し合いに入った。
2日目には日本ナザレン神学校卒業式と按手礼式、3日目は引退教職感謝会、召天教職記念会を合わせて行った。