【CJC=東京】最も貧しい人々、疎外された人々に尽くした福者マザー・テレサ(アグネス・ゴンジャ・ボヤジュ)が1910年8月26日、オスマン帝国コソボ州・ユスキュプ(現マケドニアのスコピエ)で生まれた。
生誕から100年を迎え、インド・コルカタで記念ミサが捧げられた。教皇ベネディクト16世は、マザー・テレサが創立した神の愛の宣教者会に喜びのメッセージを送り、その中でキリスト教的愛徳の模範としてのマザーの生き方を想起した。
バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は「愛する者たち、神がこのように私たちを愛されたのですから、私たちも互いに愛し合うべきです。私たちが互いに愛し合うならば、神は私たちの内に留まってくださり、神の愛が私たちの内で全うされているのです」(ヨハネの手紙1=4・11〜12)という言葉を、マザーは世界の前で証しした、と指摘、この愛の精神に励まされ、これからも貧しい人や病者の中におられるイエスに自分自身を寛大に与えていくようにと、関係者に励ました。