ベーメ思想の系譜学。ヤコブ・ベーメの死後、その神智学に共鳴し、これを紹介、継承しながら、独自の思索と実践を積み重ねることによって神秘思想の新たな可能性を果敢に追求した、イギリス、オランダ、ドイツのベーミストたち。教会からは異端として排撃されたが、各自の強烈な個性に応じて、ベーメ哲学のさまざまな一側面が強調され、多彩な思想が展開して行く。神秘思想の担い手が、学僧から一般信徒、女性へと移行した17・18世紀の近代神秘思想の底流を辿る。(購入する)
訳者: | 岡部雄三、門脇由紀子 |
価格: | 税込8,925円 |
出版社: | 教文館 |
発売日: | 2010年8月 |
ページ: | 802ページ |