宗教・宗派の違いを超えて国内外の宗教者らが平和を祈る「世界平和祈りの集い」が4日、滋賀県大津市の天台宗の総本山・比叡山延暦寺で開かれた。
集いには天台宗などの仏教を始め、キリスト教、イスラム教、神道などの宗教者ら約1000人が参加。式典では天台座主の半田孝淳氏が「一日も早い平和の実現を願い、心からの祈りを捧げたい」とする平和祈願文を読み上げ、参加者全員が鐘の音に合わせて世界平和のために黙祷を捧げた。
集いは1987年に延暦寺で開かれた「比叡山宗教サミット」を記念し、天台宗国際平和宗教協力協会が毎年開いている。